ソウルのアパート

今日の土曜日は、2003年に亡くなったSYパパの法事(チェサ)でした。
SYファミリーはキリスト教徒なので 朝は聖堂でミサに参加し、帰りにSYママの新しいアパートへ。
興味があったので 「ぜひ見たいです~」 とお願いしちゃいました。 (皆さんも興味あります・・・よね!?)

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「アパート」 と書きましたが、これは日本でいうところのマンションのこと。
何かの本で読んだ情報によれば、7階建て以上の集合住宅を韓国では 「アパート」 と呼ぶのだそうです。

さて、SYママ宅は昔は一戸建てだったのですが、ソウル市の都市計画によりアパートに生まれ変わりました。
当初の予定よりずいぶん時間がかかったようですが、どうにか無事完成してよかったです。
ソウルはこんな感じでどんどん新しい高層アパート群が建てられており、それを見越して土地転がしならぬ
アパート転がしをする人が大勢いるんですよ。 SY曰く、ソウルの住宅は 「絶対に値下がりすることが無い」
のだとか。 日本人の私としては 「絶対、なんてことあるのかな」 と疑心暗鬼なのですが、韓国では
そういうことになっている模様。 とにかくソウルでは誰もがひと財産作るために家を欲しがっています。
私の大学院の先輩(韓国人)も、家を買っては売り買っては売り・・を繰り返し、一儲けしたと自慢していました。


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ところで、韓国では結婚したらこのような高層マンション群に住むのが良いとされているようです。
でも実は私、初めて韓国に来てこういったアパート群を見た時、「なんだか寂れた団地って感じ・・・」 と
思ってしまったんです。。 今回ブログにUPしたアパート群は新しいこともあってかなり綺麗ですけれど、
昔からあるようなアパートは外壁の素材が安っぽかったり、色彩もかなり残念な感じのものも多いので。

このように見た目的にはちょっとアレな感じの (アレって何?) アパートではありますが、中に一歩入ると、
日本と比べ物にならないぐらい広くて素晴らしいんです!

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ソウルのアパートの何が素晴らしいかって、キッチンからダイニングにかけてが物凄く広いこと!
一族で一度に大勢集まったりすることが多い韓国だからでしょうか、メインの部屋は広々ととってあって
開放感があり、非常に気持ちよいです。

ちなみにSYママ宅、工事が終了していないので電気・ガス・水道はまだ引かれていません。

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テレビ台も最初から備え付けになっていて便利。
下の写真中央部分にあるインターホン↓には、警備室に直接つながる呼び鈴も付いていました。
これならお年寄りだけの世帯でも安心ですよね。

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下の写真はダイニング側のベランダです。 日本のマンションのベランダと大きく異なるのは、ガラスの
窓が付いていること。 日本では防災上、ベランダは窓で覆わずに解放しておかなければいけないと法令
で決められていますが、韓国では窓で覆われているのが普通です。 春先になると中国大陸から黄砂が
吹いてきますから、こういった窓が付いていないと洗濯物も干せませんしね。
ベランダといっても部屋の延長線に近い感覚なので、私はこの韓国式ベランダがとても好きです。

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そしてこちらの写真はキッチン側のベランダ。 ベランダが両脇に2つ付いているなんて贅沢ですよね!
ベランダは洗濯機を置く他、キムチを漬けたり料理をしたりと大活躍の場所です。
(韓国の人達ってベランダにしゃがみこんで床で野菜を切ったり魚を焼いたりするんです、、 
なぜテーブルでやらない? といつもツッコミを入れたくなるのですが・・)

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部屋からの眺め。↓ 写真右上にチラッと見えているのは漢江(ハンガン)です。
このアパートからだと漢江まで徒歩10分もかかりません。 ソウルで生活している人たちにとって、
美しい漢江の川沿いを運動出来るのは大きな魅力です。

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もう1つ、韓国のアパートの大きな魅力といえば トイレ・バスが2つ標準装備されていること!!
これは本当に便利で素晴らしい。 (ちなみに我が家はヴィラなので、トイレ・バスは1つです)
写真左はダイニングに面しているメインのトイレ・バス、そして右は奥の部屋に付いているトイレ・バスです。↓

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我が家のトイレ・バスもこのアパートぐらい清潔で整っていれば、私の韓国生活ももっと快適で楽しくなると
思うんだけどなぁ。。。 住むところって想像以上に物凄く大切ですよね。

さて、下の写真にご注目ください。 部屋の隅に 「ザ・韓国!」 を発見。 花柄の壁紙です。
壁全体に使うのではなく、一部分だけ柄物にするのが流行している模様。 (我が家も・・・)
ちなみにこれ、SYママが選択したり指定したのではなく、最初からこの壁紙になっていたのだそうです。

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アパート群の中央部はちょっとした広場になっているのですが、こういった広場では週末ごとに
青空市場が開かれたりすることも多いのだとか。 これは羨ましい!
もう1つ、写真の下方やや左の地面が 丸くて黒っぽい模様になっているのがお分かりになりますか?
実はこれ、噴水になっています。 「地面から噴出す噴水」 も韓国のアパートや公園でよく見かけます。

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ちなみにSYママ、このアパートにはすぐは引っ越さないのだそう。 2年間は人に貸しておき、その後 ご自分が
入居する予定にしているとのことでした。 せっかくの新しいお家なのに、ちょっと残念!


ところで、ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、韓国の賃貸制度は非常に変わっているんです。
月々決まった家賃を大家さんに支払うのではなく、「チョンセ」 といって数百万円から数千万円に相当する
大金を大家さんに預けておき、契約が切れるときに全額返還してもらい退去するという摩訶不思議なシステム
を取っています。 つまりこれ、最終的には 「家賃はゼロ」 になるということ・・・
大家さんはチョンセで預かったお金を貯金して利息を得たり、財テクで増やして家賃の変わりにしているのです。
SYママも今回はチョンセで家を貸すことにしているのですが、通常は家の価値の5~7割ぐらいの金額を
チョンセ費として要求すべきところ 今は不景気なので家の価値の半分以下の金額に設定したそうで、
すでに借り手も付きました。 一安心。

チョンセというのは韓国では非常にメジャーなシステムですが、外国人の私達にはちょっと理解し難く、若干
不安な面もあるシステムですよね。 実際、大家さんがチョンセで集めたお金を持ち逃げしてしまうなんていう
危険もあるそうなので、信頼できる不動産屋を利用すること、そして事前に大家さんの経済状況(?)などを
キチンとチェックすることが非常に大切です。 蛇足ですが 韓国人の先輩は 「経済不況のせいでチョンセ
システムも次第に崩壊していき、これからは日本と同じように月払いシステム(ウォルセ)に切り替わるだろう」
と言っていました。 でも一度チョンセに慣れてしまうと、ウォルセでお金を払うのは何だか馬鹿馬鹿しい・・・


さて、アパート見学の後は SYママ宅の近くの食堂でお昼ご飯を食べました。
ソウルのアパートは東京並みに、いや、もしかしたらそれ以上に高くてビックリする程ですが、こういった
外食というのは相変わらず安いんですよね。 こちらのヘジャングクは5000ウォン(400円)でした。

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SY(夫)が読んでいた新聞に、現在韓国ツアー中の石川遼くんの記事が載っていたので思わず注目。
「日本最高のオムチナ」 と書いてあるのですが、「オムチナ」 というのは 「お母さんの友達の息子」 という
意味なのだそう。 世の中の母親が 「お母さんの友達の息子はね、○○大学を出てるのよ」 「お母さんの友達の
息子はね、両親にお小遣いをしょっちゅうあげるんですって」 ・・・のように言うことから、「人が羨ましがるような
素晴らしい男の子」 のことを指すことばのようです。 → こちら に詳しい説明がありました。

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食堂を出ると唐辛子の専門店が。 前回、道端に唐辛子が干されている、という話をUPしましたが、
まさかあれらが売られているのではないでしょうねぇ・・・

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SYママ宅に移り、法事の料理開始。
「えっ、キリスト教徒なのに法事もするんですか!?」 とよく驚かれるのですが、SY曰く 「プロテスタントの
人たちはミサに参加するだけで終わりにするけど、うちはカトリックだから両方やるんだよ」 だそうです。。
ま、いずれにしても真面目に教会に通っているのはSYママだけで、SYも妹ヘランちゃんも1年に1度か2度
しか教会に行かない 「なんちゃってクリスチャン」 ですからね・・・

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今日はヘランちゃんが仕事で日中いなかったので、私とSYで料理の手伝いをすることになりました。
今回はSYがSYママに 「大量に作らないでくれ」 と繰り返し言ってくれたお陰で 料理は少しだけ。
私がニガテなチョッパル(豚足)もなかったし、本当によかった。 毎回大量にお持ち帰りさせられるおかず類も
今回は少しだけで済みました。

こういったお料理は、全て床の上に紙を敷いてやります。 私はテーブルでやった方が腰も足も楽でいいのに
と毎回思うのですが、韓国の中高年の方々の多くは床にあぐらをかいてやった方が楽な模様。

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上の写真のニンニク、SYと私2人がかりで30分近くかかって剝きました。
こちらも毎回 「私なら最初から皮が向いてあるニンニクを買うのに」 と思うんですよね。 ←そんなのが多い、、
ニンニクの種類によっては刺激のある汁で皮膚が痒くなったりするし、何より時間がもったいなくて。
今回初めてニンニク剝きに参加したSYさん、 「あー、何でオモニは最初から皮が向いてあるやつを買わない
んだ!」 と憤慨。 気持ち、分かってくれました??

途中、SYママが出してくれたコーヒーカップがオールドコレールのWoodland Brown だったので私が強く
反応したら、「30年前にキムジャン(キムチを漬ける作業)の時、お祖母さんがご褒美に買ってくれたのよ」 と
嬉しそうに説明してくれたSYママ。 ママ、ひとりで100個の白菜をキムチにしたんだそうで・・・お疲れ様でした。
「写真を撮るなら全部持ってくるわ」 と、フルセットで出してきてくれました。 感謝!

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コレールは若干プラスチックっぽくて重厚さは無いので好き好きが分かれると思うのですが、韓国の一般家庭
ではコレールのようなプラスチックっぽい食器を日常使いにしている家庭が多いんです。
(私達が結婚したときも、そのような食器セットを頂いたりしました。)
私の勝手なイメージでは、韓国のご家庭ではインサドンで売られているような伝統の陶磁器類を日常使いに
していると思っていたのですが、意外にもそうじゃないんですよね。 私は韓国の伝統陶磁器、大好きだけどなぁ。

yossyが好きだろうから・・・とSYママ、チャプチェを作ってくれました。
SYママのチャプチェはお世辞抜きにして本当に美味しいんですよ!
せっかくなので今回は作り方を横でじっくり観察させてもらったのですが、麺をゆでるときまで油をたらすのには
驚きました。 野菜や麺を混ぜるのに お風呂で使うようなたらいを使用するのにも・・・

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本来、チェサの儀式は深夜0時に行うのが正式だそうですが、私達はいつも夜9時ごろ行います。
儀式の様子については割愛させて頂く事にして・・・ 下は、儀式のあとに皆で食べた食事。

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今日は途中でイモ(SYママの妹) と イモハルモニ(大叔母さん) も来てくれて、一緒に色々準備してくれました。
家族って本当に有り難いものだな・・・と感謝の気持ちでいっぱいだったのですが、このお二人、一族の中で
最も 騒々しい にぎやかなんです。 2人が来ただけで、ここは飲み屋ですか!?というような大騒ぎに。
多分皆さんが想像出来ないぐらい凄いです、、、。 ノンストップで大声で騒がれ、あまりの喧騒に最後には
私もぐったりしてしまいました。 (私よりSYとの方がぐったりしてたけど)
家の中にいるのに人の声が騒々しくてぐったりしてしまうって・・・ あまりない経験ですよねぇ。

とにかく、無事に法事を終えることが出来て良かったです。
家族がたくさん集まってくれて、きっとSYパパも天国で喜んでくれたことでしょう。


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by yossy_kr | 2009-09-12 23:30 |     整理収納・インテリア


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