韓国アンティーク街、踏十里
以前からぜひ一度行きたいと思っていた、韓国の有名な古美術通り・踏十里(タッシムニ)に行ってきました。
踏十里(タッシムニ)では伝統的な李朝家具を中心に、様々な工芸品・美術品が置かれているんですよ。^^
踏十里古美術商街は、地下鉄5号線の踏十里駅2番出口から徒歩で約5分程度の場所です。
・コネストさんでの特集はこちら
・ソウルナビさんでの特集はこちら
お店は雑居ビルのようなところにずらりと入っているのですが、建物も1つだけではなく色んな場所に点々と
存在しているので、全ての建物をくまなく見るとなると丸一日はかかってしまいそう。 っていうか、無理。。
初めて行く時は下見感覚で行き、2度目で目星を付けて買い物する、という感じが良さそうです。
職場に古美術に詳しい方がいて、今回は 「踏十里ツアー」 と称して希望者を案内してくださったのですが
(というか私が以前から何度か 「ぜひ踏十里ツアーをしてください!」 とお願いしていたからなのですが)
ほんと、こういう詳しい方と一緒じゃなかったら どこをどう歩いたらいいか全く分からなかったと思います。
古美術に興味はあるものの 全く詳しくない私は、「手頃な値段で、自分が気に入ったもの。 万が一後で
騙されていたと分かっても悔しくない程度の値段のもの」 という基準で、何か1つ買ってみることにしました。
実は私、以前からずっと 「ソバン(小盤)」 が欲しかったのです。 (上と下の写真に写っている小さなテーブル)
ソバン(小盤)というのは、韓国の伝統的な小さなお膳のことなのですが、これが実に種類が豊富。
デザインも様々で、非常に奥が深いものなのです。
その証拠に、ソバン(小盤)だけについて書かれている本まで存在するほどなんですよ。
(同僚の先生が本を貸してくださいました。感謝!)
ところで、cafe SOBAHN (カフェソバン) なんてビビンバのお店も光化門にあったんですね。^^;
確かに何度か前を通ったことがありましたが、まさかあの「ソバン」のことだったとは知りませんでした。
ソバン、ソバン・・・と捜し歩いたものの、オリジナル(本物のアンティーク)は結構高いんですよね~。
安くても日本円で2万円以上するのです。 状態の良いもので、デザインも優れたものだと10万円とか。
本当にアンティークがお好きな方ならば大した金額ではないのかもしれませんが、何せ私は初心者。
しかも私の場合、価値のあるものを買って丁寧に保管しておきたいわけではなく、気軽に日常生活の中で
取り入れたい方なので、オリジナルを買う必要は無いのです。 そこで 「安いレプリカを」、と思ったけれど、
レプリカも結構高かったりするんです。 どうしましょ。 ^^;
そんなわけでソバンを探しつつ、他の素敵なものも色々見て回ることに。
下の写真は、韓国の伝統的なお菓子を作る際の型なのだそうです。 1つ7000ウォン(500円)。
あまりに可愛いのでいくつか買おうと思ったけれど、ツアーを引率してくださった先生に 「まだまだ先は長い
から行きましょう」 と言われ、とりあえずこの日は下見だけにすることにしました。 次回は是非買おう。
(あ、でもお店の場所、覚えてない、、、)
今回の踏十里ツアーにあたって 「埃っぽい場所を相当歩くので、汚れても構わない服装と歩きやすい靴で」
と言われたのですが、本当にその通りだと思いました。 とにかくいっぱい歩く! 更に途中で買い物なんて
してしまうと重い荷物を持って歩かなければならなくなるので、ハイヒールなんてもっての外という感じです。
(でも私、ハイヒール以外持ってないのでこの日もハイヒールで行っちゃいました、、、とほほ)
私は古美術のことはほとんど知らない、と書きましたが、実は以前から興味だけはあって、イギリス留学中
などはロンドン中のアンティークマーケットをあちこち見に歩いたりしていました。
映画 「ノッティングヒル」 でもおなじみのポートベローマーケットから、入場料を払って入るようなきちんとした
マーケットまで色々。 学生だった私はほんの安い雑貨をたまに買ってみる程度で あとはひたすら目の保養
に見て歩くだけでしたが、ああいうものを見るのって本当に楽しいんですよね。^^
そうそう、私は 「古美術商」 とか 「アンティークディーラー」 という人達は(特に外国では)あまり信用し過ぎ
ない方がいいと思っているんです。 というのも、ロンドンのアンティークマーケットでお店を開いていたおじさん
に 「ちょっと、ちょっと」 と手招きされたので近付いてみたら、小声で 「君、日本人でしょ? この商品って中国
のもの? それとも日本のもの?」 と質問されたことがあったので・・・。 (ありえませんよね~ ^^;)
そんなわけで、こういうものを買う時は 「たとえ偽物や多少のぼったくりがあったとしても悔しくない程度の
ものしか買わない」 と決めているのです。 私みたいな人は間違いなく 「お宝鑑定団」 には出られませんね。。
ソバン狙いで見て歩いていた私でしたが、適当な物が見つかる前に、別の素敵なものを発見してしまいました。
こちらの、蓮の花の形をした鉄瓶です。(最初、薔薇だと思った) ↓
写真ではかなりグレーっぽく見えますが、実物は鉄瓶なので真っ黒なんですよ。
もちろんこれはオリジナルのアンティークではなくレプリカです。 最初で見たお店では、下の台も入れて20万
ウォンだと言われ断念。 2件目に見つけたお店でも似たような値段を提示されたのですが、鉄瓶部分だけでも
いいというので更に少し値引き交渉をし、10万ウォン(8000円ぐらい)で買いました。
下の写真は 「こんな鉄瓶もありますよ」 とお店の人が持ってきてくれたアヒルちゃんの鉄瓶。 個性的!
(許可を頂いて写真を撮ってます)
ちなみに私が鉄瓶を買ったのはこちらのお店です。
(日本語は通じません)
それぞれのお店の入り口にこうやって番号が振って
あるので便利です・・・が、肝心のビルの名前を忘れ
ました。 誰かに付いて回っているだけだとダメですね。
ソウル在住の方の場合、大きいものや重いものは
バイク便でも宅配してくれるそうです。
今回行った踏十里の骨董街では、結構日本語が通じるお店もありました。
中には日本の美術館にも商品を販売しているお店もあったりして、わざわざ美術館から来た手紙を見せて
くれた店主さんもいらっしゃいました。 (一体どんな商品を売ったのだろう?)
日本語が通じないお店でも、なぜか数字だけは日本語で言える方が多く、「ずいぶん日本人客も多いのだろうな」
という印象を受けました。 もちろん、韓国語が少しでも出来た方が値引き交渉やちょっとしたインフォメーション
も手に入りやすくて良いとは思うので、可能ならば韓国語が出来る人と一緒に行くのがベターでしょう。^^
韓国は青磁も素晴らしいのですが、やっぱり私は白磁派です。 ↓
なにこれ・・・、と思ったら、お酒を入れておく壺らしい。 タコの口部分からお酒を注ぐ仕組み。
素敵な鳥かごも目に付きました。 韓国というより、中国っぽい色合いです。(中国のものなのかもしれません)
私が購入した鉄瓶ですが、家に帰ってみたら何だか妙にかつおぶし臭くて・・・ 何故かつおぶし?
フタを開けてみたら、サビがびっしり固まりになって付いていてビックリしました。
ナイフを使ってサビを落としてみたけれど1時間もかかってしまい、さながら外科手術のように。
「お店でフタを開けて確認していれば、『サビがひどいからもう少し値引きして下さい』 と交渉出来たかも」 と、
その辺はちょっと後悔しました。 何度か洗ってお湯を煮立ててみたりしたらだいぶマシになりましたが。
ま、元々実際に使うために買ったのではなく、あくまでディスプレイ用として購入したものなので、サビについては
あまり気にしてません。 初めての踏十里にしては、良い買い物が出来たなと、毎日 鉄瓶を眺めてはひとりで
ニコニコしています。
今回はお店の外に置いてあった商品しか写真でご紹介出来ませんでしたが、各店舗の中にはもっと魅力的な
小物類 (真鍮の食器など特に惹かれました) や家具など本当に色んなものが置いてありました。
皆さんもお時間 (と興味) があれば、ぜひ一度踏十里に行ってみてくださいね。^^
←11月は忙しいのに、何故こんなにUPしたいことが一杯なのでしょう・・・。クリックプリーズ☆
踏十里(タッシムニ)では伝統的な李朝家具を中心に、様々な工芸品・美術品が置かれているんですよ。^^
踏十里古美術商街は、地下鉄5号線の踏十里駅2番出口から徒歩で約5分程度の場所です。
・コネストさんでの特集はこちら
・ソウルナビさんでの特集はこちら
お店は雑居ビルのようなところにずらりと入っているのですが、建物も1つだけではなく色んな場所に点々と
存在しているので、全ての建物をくまなく見るとなると丸一日はかかってしまいそう。 っていうか、無理。。
初めて行く時は下見感覚で行き、2度目で目星を付けて買い物する、という感じが良さそうです。
職場に古美術に詳しい方がいて、今回は 「踏十里ツアー」 と称して希望者を案内してくださったのですが
(というか私が以前から何度か 「ぜひ踏十里ツアーをしてください!」 とお願いしていたからなのですが)
ほんと、こういう詳しい方と一緒じゃなかったら どこをどう歩いたらいいか全く分からなかったと思います。
古美術に興味はあるものの 全く詳しくない私は、「手頃な値段で、自分が気に入ったもの。 万が一後で
騙されていたと分かっても悔しくない程度の値段のもの」 という基準で、何か1つ買ってみることにしました。
実は私、以前からずっと 「ソバン(小盤)」 が欲しかったのです。 (上と下の写真に写っている小さなテーブル)
ソバン(小盤)というのは、韓国の伝統的な小さなお膳のことなのですが、これが実に種類が豊富。
デザインも様々で、非常に奥が深いものなのです。
その証拠に、ソバン(小盤)だけについて書かれている本まで存在するほどなんですよ。
(同僚の先生が本を貸してくださいました。感謝!)
ところで、cafe SOBAHN (カフェソバン) なんてビビンバのお店も光化門にあったんですね。^^;
確かに何度か前を通ったことがありましたが、まさかあの「ソバン」のことだったとは知りませんでした。
ソバン、ソバン・・・と捜し歩いたものの、オリジナル(本物のアンティーク)は結構高いんですよね~。
安くても日本円で2万円以上するのです。 状態の良いもので、デザインも優れたものだと10万円とか。
本当にアンティークがお好きな方ならば大した金額ではないのかもしれませんが、何せ私は初心者。
しかも私の場合、価値のあるものを買って丁寧に保管しておきたいわけではなく、気軽に日常生活の中で
取り入れたい方なので、オリジナルを買う必要は無いのです。 そこで 「安いレプリカを」、と思ったけれど、
レプリカも結構高かったりするんです。 どうしましょ。 ^^;
そんなわけでソバンを探しつつ、他の素敵なものも色々見て回ることに。
下の写真は、韓国の伝統的なお菓子を作る際の型なのだそうです。 1つ7000ウォン(500円)。
あまりに可愛いのでいくつか買おうと思ったけれど、ツアーを引率してくださった先生に 「まだまだ先は長い
から行きましょう」 と言われ、とりあえずこの日は下見だけにすることにしました。 次回は是非買おう。
(あ、でもお店の場所、覚えてない、、、)
今回の踏十里ツアーにあたって 「埃っぽい場所を相当歩くので、汚れても構わない服装と歩きやすい靴で」
と言われたのですが、本当にその通りだと思いました。 とにかくいっぱい歩く! 更に途中で買い物なんて
してしまうと重い荷物を持って歩かなければならなくなるので、ハイヒールなんてもっての外という感じです。
(でも私、ハイヒール以外持ってないのでこの日もハイヒールで行っちゃいました、、、とほほ)
私は古美術のことはほとんど知らない、と書きましたが、実は以前から興味だけはあって、イギリス留学中
などはロンドン中のアンティークマーケットをあちこち見に歩いたりしていました。
映画 「ノッティングヒル」 でもおなじみのポートベローマーケットから、入場料を払って入るようなきちんとした
マーケットまで色々。 学生だった私はほんの安い雑貨をたまに買ってみる程度で あとはひたすら目の保養
に見て歩くだけでしたが、ああいうものを見るのって本当に楽しいんですよね。^^
そうそう、私は 「古美術商」 とか 「アンティークディーラー」 という人達は(特に外国では)あまり信用し過ぎ
ない方がいいと思っているんです。 というのも、ロンドンのアンティークマーケットでお店を開いていたおじさん
に 「ちょっと、ちょっと」 と手招きされたので近付いてみたら、小声で 「君、日本人でしょ? この商品って中国
のもの? それとも日本のもの?」 と質問されたことがあったので・・・。 (ありえませんよね~ ^^;)
そんなわけで、こういうものを買う時は 「たとえ偽物や多少のぼったくりがあったとしても悔しくない程度の
ものしか買わない」 と決めているのです。 私みたいな人は間違いなく 「お宝鑑定団」 には出られませんね。。
ソバン狙いで見て歩いていた私でしたが、適当な物が見つかる前に、別の素敵なものを発見してしまいました。
こちらの、蓮の花の形をした鉄瓶です。(最初、薔薇だと思った) ↓
写真ではかなりグレーっぽく見えますが、実物は鉄瓶なので真っ黒なんですよ。
もちろんこれはオリジナルのアンティークではなくレプリカです。 最初で見たお店では、下の台も入れて20万
ウォンだと言われ断念。 2件目に見つけたお店でも似たような値段を提示されたのですが、鉄瓶部分だけでも
いいというので更に少し値引き交渉をし、10万ウォン(8000円ぐらい)で買いました。
下の写真は 「こんな鉄瓶もありますよ」 とお店の人が持ってきてくれたアヒルちゃんの鉄瓶。 個性的!
(許可を頂いて写真を撮ってます)
ちなみに私が鉄瓶を買ったのはこちらのお店です。
(日本語は通じません)
それぞれのお店の入り口にこうやって番号が振って
あるので便利です・・・が、肝心のビルの名前を忘れ
ました。 誰かに付いて回っているだけだとダメですね。
ソウル在住の方の場合、大きいものや重いものは
バイク便でも宅配してくれるそうです。
今回行った踏十里の骨董街では、結構日本語が通じるお店もありました。
中には日本の美術館にも商品を販売しているお店もあったりして、わざわざ美術館から来た手紙を見せて
くれた店主さんもいらっしゃいました。 (一体どんな商品を売ったのだろう?)
日本語が通じないお店でも、なぜか数字だけは日本語で言える方が多く、「ずいぶん日本人客も多いのだろうな」
という印象を受けました。 もちろん、韓国語が少しでも出来た方が値引き交渉やちょっとしたインフォメーション
も手に入りやすくて良いとは思うので、可能ならば韓国語が出来る人と一緒に行くのがベターでしょう。^^
韓国は青磁も素晴らしいのですが、やっぱり私は白磁派です。 ↓
なにこれ・・・、と思ったら、お酒を入れておく壺らしい。 タコの口部分からお酒を注ぐ仕組み。
素敵な鳥かごも目に付きました。 韓国というより、中国っぽい色合いです。(中国のものなのかもしれません)
私が購入した鉄瓶ですが、家に帰ってみたら何だか妙にかつおぶし臭くて・・・ 何故かつおぶし?
フタを開けてみたら、サビがびっしり固まりになって付いていてビックリしました。
ナイフを使ってサビを落としてみたけれど1時間もかかってしまい、さながら外科手術のように。
「お店でフタを開けて確認していれば、『サビがひどいからもう少し値引きして下さい』 と交渉出来たかも」 と、
その辺はちょっと後悔しました。 何度か洗ってお湯を煮立ててみたりしたらだいぶマシになりましたが。
ま、元々実際に使うために買ったのではなく、あくまでディスプレイ用として購入したものなので、サビについては
あまり気にしてません。 初めての踏十里にしては、良い買い物が出来たなと、毎日 鉄瓶を眺めてはひとりで
ニコニコしています。
今回はお店の外に置いてあった商品しか写真でご紹介出来ませんでしたが、各店舗の中にはもっと魅力的な
小物類 (真鍮の食器など特に惹かれました) や家具など本当に色んなものが置いてありました。
皆さんもお時間 (と興味) があれば、ぜひ一度踏十里に行ってみてくださいね。^^
←11月は忙しいのに、何故こんなにUPしたいことが一杯なのでしょう・・・。クリックプリーズ☆
by yossy_kr
| 2009-11-05 00:00
| 整理収納・インテリア
2007年よりソウルで暮らすyossyの備忘録。ご連絡はツイッター(@yossywld)まで♪ instagram(@yossy_wld)もやってます。画像・文章の無断使用を禁じます。
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