桜の季節に 「クリームのお菓子箱」 を教えて頂きました。

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同業者のお友達2人と一緒に、ヨメコさんのお宅に伺ってきました。 3月の頭に仕事で集まった際に、ちょっと雑談で 「最近こんなサロンに参加させて頂いて…」 と話したら 「ぜひ行ってみたい!」 となりまして。

韓国歴も長く、私から見ると 韓国にすっかり馴染んでしっかり地に足を付けて生活しているように見える彼女たちでしたが、話を聞いてみると 異国の地で不便を感じながら 「もっと生活を充実した素敵なものにしたい」 と思っているのは一緒なんですよね。 私達は普段、家と職場との往復で一日が終わってしまいがちなので、新しい人達との出会いや素敵な物にとても飢えているのです。

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2人はヨメコ邸に入った瞬間から、「うわ~素敵! この置物はどういったものですか?」 などと大興奮。 1人の方が 「ずっと気になっていた」 というクラフト作家さんの本が置いてあり、ヨメコさんともお知り合いだと分かって大いに盛り上がっていましたよ♪

まずはとっても素敵なランチを頂きました。

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丁寧に食べ物を取り分けてくださるヨメコさん。 が、「yossyさんは食べられるものを御自分で取ってくださいね~」 と言われました。^^; 私、どれだけ食べ物の好き嫌いが多いと思われているのでしょう… 気を遣わせてしまって申し訳ありません。。

でも私、人と一緒にレストランに行ったりする時も、「私はあれもダメ、これもダメ」 と言う面倒くさいタイプでは無いですのでご心配無く。(多分…) たとえ食べられない食材がチラッと入っていても、自分で適当に避けながら食べますのでご安心くださいませ。 実際、この日お出し頂いた食べ物で食べられなかったものは1つもありませんでしたよ♪

頂いたお料理は本当にどれも美味しくて… ヨメコさんの味付けは、私の腸にとても合うようです。 口に合う、もそうですが 「腸に合う」 のです。


素材のお味を生かしたポトフは、マスタードを入れて食べると恐ろしいぐらいピッタリで美味でした。

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話題は食べ物の話になり。

私よりも以前から韓国に住み 昔の韓国を知っている今回のメンバーの皆さんに言わせると、2000年代頭と比べてビックリするぐらい韓国の食べ物事情は良くなったそうです。

例えば、ケーキひとつ取ってもそう。 まだまだ美味しいと思えるケーキは少ないけれど、頑張って探せば今は割と美味しいケーキも買えますよね。 でも2000年代頭は 生クリームではなく 「バタークリーム」 のケーキが主流で、お店でも平気で冷凍したケーキを解凍して売っていたり、とても残念な状況だったのだそう。 (それは今でもありますが)

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パンに添えられているのは、フランスの無塩バターにトリュフのペーストを混ぜ、ひと手間加えられた美味しいバター。 この日のメンバー全員一致で 「韓国でバターは絶対に買わない」 と言っていましたが、毎回日本から持ってくるのは大変なので、ぜひぜひ韓国でも美味しいバターが手軽に買えるように早くなって欲しいです!

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おしゃべり好きなメンバーが集まったので、話はどんどん膨らみ…

韓国と日本の 「割り勘文化の違い」 の話になりました。 ご存知の方も多いと思いますが、完全に割り勘文化の日本と違い、韓国では 「誰かがまとめて全員分払う」 奢る文化なんですよね。 もちろん、友達同士で食事をする時は割り勘にすることもあるようですが、年長者と食べる時は大抵年長者が全て支払います。

ただ、この日のメンバー曰く、「年長者に奢って貰うといっても、韓国の若い子達は絶対に奢られっぱなしにするような失礼なことはしない。 大抵、他のものでキチンと返してよこす」 とのこと。 これは私も深く同感です。

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私も卒業生達と個人的に会うことが結構ありますが、そんな時は大体私が奢ります。 仕事してない子の場合は 「食事→お茶」 まで全て私がご馳走。 でも、彼らは必ず事ある毎にお土産をくれたり、突然 「先生に合いそうなものがあったのでプレゼントです」 と別の形で返そうとしてくれるんです。

逆に、日本から来た日本人留学生というのは 「韓国って年下は奢られていい文化なんだよね~ラクちん♪」 と、自分に都合の良い解釈で誤解したまま馴染んでしまうため、何度も何度も 「ごちそうさまで~す」 だけで奢られっぱなしになり、傍から見るとちょっと失礼な子になってしまうことも多いのだそう。

この日ご一緒した先生の一人は、こういう姿勢の日本人留学生を見る度に 「あれ? あなた、それはちょっと違うでしょう…」 と違和感を感じると言ってました。 (私は日本からの留学生との接点が無いので、全く気付きませんでした!)



これを聞いて私、改めて確信しました。 今回の 「奢る文化」 の話のみならず、やはり国が変われど 文化が変われど、自分が今まで生きてきた常識で考えて 「これは失礼だな」 と思うことはやっぱりどの国の人にとっても失礼なのだ…と。

私は日本人ですから、どうしても日本人としてのクセや考え方が抜けないところがあります。 けれども、自分の常識で考えて 「こうやっておけば絶対に失礼にはあたらない」 と思うとおりにしておけば、多少やり方が違っていたとしても 絶対に失敗は無い、ということです。  外国に行ったら、その国の文化を自分で勝手に解釈しないようにしなければいけませんね。



というわけで、日本から短期 or 中長期でいらっしゃる留学生の皆さん、「日本ではこれをやったら失礼だけど、韓国ではオッケーだよね」 と安心しないように御注意を~。 ある意味、韓国は日本以上に目上の人に対するマナーに厳しいお国柄です。 他人、特に年長者には少しオーバーなぐらいに敬意を払っておくのが正解だと思います。

考えてみたら私の学生達も 私の研究室に来て何か質問したりお願い事をしてくる時、ちょこっと缶ジュース1本とかドーナツ1個とかを持ってきてくれたり、御礼のグリーティングカードをくれるのですが、こういった気遣いは日本の大学生以上だな…と思います。

言うまでも無く、物を持ってくるのがどうとかではないですよ。^^; その心が素直に嬉しい、という話です。

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さて、ようやく今日のテーマ、「クリームのお菓子箱」 作りのスタートです。

時間とスペースの都合上、サブレはヨメコさんがあらかじめ作っておいてくださり、私達は 「クランベリーバタークリーム」 と 「ピスタチオクリーム」 を作らせて頂きました。 レーズンではなくクランベリーを使うというのがアイディアですよね♪

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キャスキッドソンのエプロンが可愛らしいお友達。 ↓

…と私が指摘したら、「yossyさんのカメラ女子会の記事を思い出しちゃった~。 『オシャレな服やネイルをしている人と一緒に食事をする時は、積極的に被写体になってもらってる』 とyossyさんが言ったら、なゆさんが 『まだ私、一度もyossyさんの写真の被写体に採用されたことが無い…』 と言った、というのが可笑しくて!」 ですって。 しかも 「マニキュアしてくれば良かった」 と言い出したので、思わず笑ってしまいました。

(でも本当、カメラを持ってる時にキレイな手元・オシャレな洋服やアクセサリーの人が一緒だと、「ありがとう。。。」 と思います。)

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卵白と砂糖を合わせて しっかり目のメレンゲを作ります。 思った以上に体力勝負な作業!

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クランベリーを足します。 ちなみにクランベリーをはじめお菓子の材料は芳山市場(バンサンシジャン) で調達されたとのこと。

拙著 『su・te・ki ソウル雑貨』 でもご紹介しましたが、芳山市場にはお菓子用品を売る問屋や壁紙の問屋が軒を連ねていて、好きな人には魅力的な場所だと思います。 ただ、砂埃なのか排気ガスなのか空気が悪いし、大きな荷物を運ぶオジサンがぶつかってきそうになったりして なかなかディープな場所ではあります。

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クリームが出来たら瓶につめつめ。 空気が入ってしまうので、トントンと底を叩きながら詰めます。

クリームは固くなってしまうので冷蔵保存できませんから、一両日中に食べるのがベターとのこと。 そう考えると、普段仕事をしている私達が 「材料をわざわざ市場に出向いて買って、時間をかけて作って、なのに1日しか持たない、、」 というのはハードルが高過ぎてなかなか実践するのは難しいのが現実…。 でも、1つ1つ丁寧に作業するという心掛けというか 「心の余裕を持つ事の大切さ」 を感じられたのが、今日の学びだったと結論付けました。

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今、日本ではサロネーゼブームだそうですが、世の中の女性たちが憧れる理由というのは 作業(料理・クラフト)そのものの外(そと)にあるのではないかと思うんです。 先生のライフスタイル・生活空間を直に感じることで、ハッと気付きがあったり 自分の生活に良い影響を与えてもらえるに違いないと期待するからこそ、緊張しながらも わざわざ出向くのでしょう。 少なくとも私はそう。

この日も 何から何までキチンと準備してくださっていたヨメコさん。 楽しくてすっかり長居してしまいましたが、後から疲れてグッタリされたのではないかと心配しています。。><

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瓶詰め作業の後は、商品名が書かれたラベルを貼っていきます。

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出来上がり♪ どうにか真っ直ぐ貼れました。

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準備いただいていた手作りのサブレと共に、箱詰めしていきます。 後から開けるのが勿体無い!

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じゃーん、完成です。

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このサブレが絶品で、甘すぎずとても上品なお味でした。 このサブレの作り方を教えて頂きたかったぐらい!(レシピは頂いてきましたが)

早速その日の夜、夫と一緒に頂きましたが、「食べるのが人生最大の喜び」 で 味に対するジャッジが厳しい彼が 「このサブレ物凄く美味しい!」 と大絶賛でしたよ。

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桜の季節を意識したピンクの可愛らしい紙でぐるりと巻いて完成。 韓紙にプリントしてくださったものです。 ソウルではまだ桜は開花していませんが、一足早く春のうきうきした気分を味わう事が出来ました♪

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作業の後は素敵なティータイム。 ヨメコさんが息切れしてゼーゼーいってて心配でした。。
(本当に私達、しゃべり過ぎたと反省しています。。。)

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雰囲気があって素敵な真鍮の薬用スプーンは、踏十里(タッシムニ)で買ったそうです。 踏十里は独特の雰囲気で韓国語NGの観光客の方には少しハードルが高いかもしれませんので、「ちょっと見てみたい」 程度なら仁寺洞の古道具屋を覗かれるのをオススメします。

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過去記事を探したら、仁寺洞で見つけた真鍮のスプーンの写真がありました。

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一日中曇り空でハッキリしない日でしたが、心がほっこり温かくなるような素敵な時間を過ごさせて頂きました。 ご一緒した2人も外に出た途端、「現実世界に戻ってしまった~!」 と叫んでいましたよ。037.gif

ヨメコさん、皆さん、楽しい時間を本当にありがとうございました。
暑くならないうちに、真鍮の器で頂けるパッピンスのお店にもご一緒しましょうね♪

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「ピヨ! ちょっとちょっと、ワタシのことを忘れてな~い? サロンのアイドル、ヴィオレットちゃんデス」

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「『鳥は見てるだけなら大丈夫だけど、羽ばたかれると怖い』 なんて失礼な事を言うオネーサンが居たから、ワタシ、思いっきりオネーサン目掛けて羽ばたいちゃったの。 ママは 『ごめんなさい~!』 って謝ってたけど、オネーサンの頭に乗っちゃえばよかったと後悔してるぐらいだワ」


(サロンでは一般の方の募集は行ってないそうなので、お問い合わせはお控え下さいね。)


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072.gifオマケ

普段バタバタの私なので、「美しく丁寧な生活を送る」 のを実践するのは なかなか難しいけれど…
せめて、と 抹茶を点ててサブレとクリームと一緒に頂きました。 (元・茶道部員)

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少しは心に余裕が出来たかしら…



今週はソウルも東京も雨模様の日が続くみたいですね。 空が薄暗いと何となく気分も沈みがちになりますが、こんな時こそ元気に外に出て身体を動かさねば。 066.gif


それでは皆さん、風邪など引かないように注意して元気にお過ごしくださいね。


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by yossy_kr | 2013-04-02 00:00 |     生活雑記


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