ある日の出来事 with NHKさん
NHKさんの撮影に協力してきました。
子供の頃から自分で写真を撮ったりビデオを撮ったりするのは大好きでしたが、昔から自分が写るのは苦手だった私…。 以前にも1度、NHKさんの 「恋する雑貨」 という番組への協力依頼があった時には、即お断りしました。 (ゴメンナサイ。。)
ところが今回は知人を介して依頼があったもので、「ボランティアだし、気軽にやっていいのならば…」 とお引き受けしました。 今学期は本業の方でも撮影が伴う仕事をやっていたので、カメラの前で話すこと自体には抵抗が無くなっていたこともあります。
…と気楽に考えていた撮影でしたが、戸惑うことの連続で凹みました。 インタビュー形式で 「さりげなく」(?) 答えるのって凄く難しかったです。 職業病で妙に説明っぽくなったり、いつものクセで一人でダーッと話してしまい、恐らく 「長いっ!」 と思われてしまったことでしょう。
やっぱり私はこういうことが苦手だと再認識…
御迷惑をおかけしても申し訳ないし、今回を最初で最後にします…
撮影の内容は、韓国文化の1つとしてカフェを紹介するというものでした。 4分間のコーナーだそうですが、4分間って短いようで結構長いんですよね。
ただ漠然と話すなんて事は到底出来ないので、伝統茶院の壽硯山房(スヨンサンバン) と ホンデの大型店 cafe aA での撮影をお願いしました。 キレイなカフェのカットを多くして頂き、極力自分が映る時間を減らそうという魂胆だったのはナイショ…。 クルーの皆さんも 「素敵な場所ですね!」 と喜んでくださったので良かったです。
正直に言うと、もう少し気楽に出来ると思っていたのに、着いた途端に 「レポーター役の方が韓国語オンリーしか出来ないので、出来れば韓国語で話してください」 と言われたり (日本語で話して大丈夫になりましたが、最初の場面だけは私の残念レベルな韓国語も披露する結果に…)、テイクの数も多くて疲労困憊しました。
自分ではメールで色々質問して概要を把握しておいたつもりでしたが、私は不慣れな一般人なのですから もう少し事前に細かなインフォメーションを頂けたらよかったのにな…と思いました。 「インタビュー自体は日本語で大丈夫ですが、レポーターは日本語が出来ないので最初の挨拶や雑談程度は韓国語でしてください」 みたいな情報があれば、事前にある程度の韓国語の文章は頭に入れておけましたし、変なストレスを受けずに済んだはずです。
クルーに通訳で同行してた韓国人の男性に 到着直後にバーっと韓国語でまくしたてられ、「彼女 (私のこと)、僕の言ってる事は理解出来てるんで、リポーターが韓国語で質問しても問題無いですよ」 と上から目線で言われたのにイラっ。 休みの日を潰して協力しに来たのに、なぜ到着直後からテストされるような目に遭わなきゃいけないのでしょう? (「それじゃ困るので、最初にキチンと何を聞かれるのか日本語で教えてください」 とお願いしましたが、私が合わせるんじゃなく、私に合わせて頂くのが筋ではないかと…)
と色々ありましたが、私にとっては色んな意味で勉強にはなりました。 振り返れば良い経験になったと思います。 でもなんというか、私にはやっぱり裏方仕事が向いてます。 芸能界で頑張ってる方を心から尊敬します…!!
cafe aA にて。 途中でぬいぐるみのような可愛いワンちゃんが乱入!
どこから出てきたの!? と思いましたが、恐らくオーナーのキム・ミョンハンさんの飼い犬ちゃんだと思われます。 このワンちゃんが本当に可愛くて、お世辞抜きにして 今まで私が見た中でベストワンでした。
(今回は簡単なカメラしか持って行かなかったので 画質が良くなくてスミマセン、、)
オーナーさんと。 撮影慣れしているのか、カメラやマイクを追っかけて愛想を振りまいたり、とにかく可愛いワンちゃんでした。 撮影クルーの皆さんも皆ニコニコ♪ ほんと、立派な看板犬ちゃんです。 私の代わりにアナタがやってくれられたらよかったのにねぇ…
実は今回、私の昔の教え子2人にも来てもらいました。 私以上にカフェ好きな子達なので、韓国の若い子から見たカフェの楽しみ方のようなものを話してもらったらいいんじゃないかと思って。
…え? 決して自分が映る時間を減らそうと画策した訳じゃないですよ? ……。
こちらがリポーターのマニュエルさん。 爽やかなイケメンさんでした。 顔がめちゃめちゃ小さかったので、隣に並びたくなかったです、、
マニュエルさん、普段は大学路の舞台に立ったりしているそうです♪ どんな演劇に出てらっしゃるのかお聞きしたら、「汚い言葉で話してるので観ない方がいいですよ~」 ですって… (どんな演劇??)
私が持っていたカメラを 「貸して」 と言うので渡したら、液晶モニターに映った画像 (上の写真色々) を自分の携帯電話のカメラで写し始めたのでウケました。 写真を送りましょうか?とお聞きしたけど、「大丈夫です~」 だそうなので、そのまま見守りました。 面白すぎる… ^^;
「近くにカフェが連立している場所があるので、そちらも撮影なさったらどうでしょう?」 と、撮影クルーの皆さんを ホンデのカフェがたくさんあるエリアのひとつにお連れしました。 え? 自分が映る時間を減らそうと画策したわけじゃ… (以下省略)
爽やかに 「あっ、ここにもカフェ、あそこにもカフェがあります。 皆さん、一緒に行きましょう!」 とレポートするマニュエルさん。
放送は半年も先のことだそうなので、それまでに私のショックが癒えることを願います。。 観る方は別に私のことなんて注目しない事は重々分かっているのですが、それでも 「なんでもっとまともなことが言えなかったんだろう」 等、色々反省が残ります。
今回こういうお話を頂いて、改めてカフェについて考えました。
撮影の時に 「カフェに行くようになって、何か変わりましたか?」 と聞かれたのですが、在韓の私にとってカフェは 単に 「お茶する場所」 以上の大きな意味のある場所。 まだ韓国に来て間もなかった頃、せっかくの新婚だというのに 楽しいというよりストレスの方が大きかった私でしたが、カフェ通いを始めて どんなに心が癒されたか分かりません。 それに伴い、色んなことを間違いなく前向きに捉えられるようになったと思います。
久しぶりに拙著を開いてあとがきを読んでみたら、
「私の韓国生活をこんなにもステキに変えてくれたカフェを、これからもずっとずっと愛し続けていきたいと思います。 ソウルカフェ、サランヘヨ!」 って書いてあるのを見て、本当にそうだなぁ…とジーンとしました。 初心忘るべからず、ですね。
オーバーな言い方かもしれませんが、今まで私は 「自分が 人や社会から何かを与えてもらうだけじゃなく、与えてもらった分をキチンと還元していける人間になりたい」 と思いながら生きてきましたが、カフェに関しても、自分が幸せを与えてもらった分を少しでも返していけたらいいな…と思っています。 (こういうこと言うと、重い人間って思われちゃうのかしら… ^^;) もちろん、基本的には 「楽しい」 という気持ちが いつの間にか周囲に伝染していけば それでいいと思ってるんですけどね♪
今回に関しては色々反省とストレスが残りましたが (←まだ言ってる) 視聴者の方に 「へぇ、ソウルにはこんな場所もあるんだ」 と少しでも興味を持って頂けたらいいなと思います。
クルーの皆さま、お世話になりました。 とっても親切な方々ばかりで救われました。
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by yossy_kr
| 2012-11-29 00:00
| 生活雑記
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