韓国茶道で冬のカメラ女子会 @学我斎(ハガジェ)

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雪の舞い散る12月某日のこと。

昌徳宮の向かいにある韓国茶道・閑珠流のお茶室、学我斎(ハガジェ)さんにて、女子6名で恒例「カメラ女子会」を行ってきました。 今回は全部お友達2人の企画によるもので、私はカメラを持ってわ~い♪と参加しただけ。 学我斎さんとも何度も何度もやり取りをしてセッティングしてくださり、本当に感謝です!


それにしても、カメラ女子会の時は雨だったり雪だったりが多いような…?

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お茶会の前に、テーブル席でお茶をお出し頂きました。 「もうカメラ出しても大丈夫だよね…?」 と何となく目で確認しあい、撮影会の開始。(事前に学我斎さんにカメラ持込の許可も頂いています)

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お友達からの前情報によると、閑珠流茶道は、在日韓国人の先生により10年前に始められた流派なのだそう。 韓国の茶道というと、いわゆる緑茶によるお手前が多いと思うのですが、閑珠流茶道は日本の茶道のように抹茶を使ったお手前がメインなのだそうです。


学我斎には日本人の先生・黒柳さんがいらっしゃり、親切に解説してくださります。 とても有難い♪

「あの…、お顔はモザイクかけますので、写真を撮ってブログに掲載してもよろしいでしょうか?」 とお願いすると、「顔をそのまま載せて頂いても構いません」 とのこと! 広報の鏡のような黒柳さんです。

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「こんなにカメラを向けられたことが無いので恥ずかしいです…」 と黒柳さん。 か、かわいー! 035.gifこらこら

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茶器の乗ったお皿、中心に穴が開いていて個性的でした。 下に敷かれた素晴らしい模様の布もとても素敵で、プレゼンテーションの参考になります。

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しばらくして、お茶室に移動。

あらかじめ 「白い靴下を準備するように」 とお友達に言われていたのに、お茶室に入る直前まで履くのを忘れていました。。(というか、白い靴下なんて持ってなくて、高校生の時以来ぶりに買いました。) おまけに、途中まで腕時計を外すのも忘れていて…

お恥かしながら中学高校の6年間 茶道部員だったのですが、何も身についていない私です。。

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閑珠流茶道は、儒教の流れを汲む流派なのだそう。 お友達の解説によれば、お手前にも儒教らしいしぐさが見られたそうですが、凡人の私には 「韓国っぽい動きだな」 ぐらいしか分からず…

私が思う 「韓国っぽい動き」 というのは、胸にサッと手を添えたりする仕草とか。(私は密かにそれを「ヨン様ポーズ」と呼んでいる)

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黒柳さんが要所要所で解説を入れてくださるのもとても良かったです。

黒柳さんは私の妹の旦那さんにちょっと雰囲気が似てるので、なんだか妙に親近感が沸きます。(どうでも情報)

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日本と同じく袱紗(ふくさ)を使ってお手前をしますが、日本の袱紗は無地なのに対して、こちらの袱紗は華やかな模様が入っていました。

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実は、この後ちょっとビックリしてシャッターチャンスを逃してしまったのですが、上の写真のあとでお手前をしてくださっている先生が 「ポーズ」 を決めてニッコリ微笑んでくださります。

どんなポーズかは実際に見て頂きたいのであまり詳しく解説したく無いのですが、行けない方のために書くと、この袱紗を三角に畳んだ状態のまま顔の横に持ってきて一時停止し、ニコッ001.gif…と客席に向かって微笑むのです!


黒柳さん曰く、微笑みかけられたら目を逸らさずに微笑み返してください、とのことでしたが、初めて見た人は間違いなく 「えっ、えっ、これは何のアピール??005.gif」 とビックリして固まると思います…

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韓国でお抹茶は2箇所でしか栽培されていないそうで、今回頂いたのは宝城産だそう。

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ちなみに、お茶菓子は自分の好きなタイミングで頂いていいそうです。 韓国のお客さん達はまだ茶道に慣れていないため、あまりギチギチとしたルールにしてしまうよりも、ゆるい感じでお茶を楽しんでもらうことに重点を置いているようでした。(私の聞き間違いでなければ)

そういえば背後から音楽も流れていましたし、今回体験させて頂いた韓国茶道は、日本の茶道よりずっと気楽な雰囲気でした。 私達は正座をしていましたが、韓国のお客さん達は(女性も含め) あぐらで座るそうです。床には柔らかい絨毯が敷かれているため、足への負担も少ないです。

日本の茶道のピンと張り詰めた空気が好きな方には全然物足らないかもしれませんが、私のように 「シーンとしすぎた空間が苦手 (で茶道は高校卒業後はギブアップした042.gif)」 タイプの人間には、意外と韓国茶道は良いかもしれません。

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出ました、ヨン様ポーズっ。 (先生、メガネ掛けていらっしゃるし… って、違うか。)

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お抹茶を頂いた後、なんと白湯を頂きました。 白磁の急須が回ってきて、お抹茶を頂いた茶碗にそのままお湯を注いでいただきます。(つまり、お抹茶が少し混ざった白湯になる)

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日本の茶道だと、お正客さんのお茶碗をお湯ですすいで汚れを落とすというイメージだったので、お抹茶を頂いた後のお茶碗に白湯を注いで飲むというのは正直かなりカルチャーショックだったのですが、でも凄く韓国っぽいなとも思いました。

このとき、私の脳裏にふと浮かんだのが 「ヌルンチ」。 ご飯を炊いた後のお釜にお湯を注いで、おこげを溶かしていただくものですが、ちょっとああいうイメージなのかな…と。

プラス、お抹茶を飲む機会が少ない韓国の方々には、お抹茶を飲んだだけでは胃への刺激が強いため、白湯を出して中和してもらおうという心遣いなのかなぁ…と想像したりもしました。

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今回お茶を頂いたお茶碗は、作家モノの 「井戸茶碗」 だそうです。 黒柳さんから、井戸茶碗の特徴について色々お話頂きました。

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最後に撮影をどうぞ… とわざわざ止まってポーズをとって下さった先生。 ありがとうございます。。
(正直、ここで 「先生っ、例のあのニッコリポーズをもう一度お願いします!」 と言いたかったです。。。)

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先生、美しい所作のお手前をありがとうございました。016.gif



お茶席の後は、一旦外に出て待機します。 その間に、さきほどレクチャーを受けた井戸茶碗を拝見。

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2015年に、日本でも展示会をなさるそうです。

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薬を付ける時にできる指の跡があったり、お茶碗の内側に支えの台の足跡(?)があったりと、私にはちょっとビックリするポイントも多い井戸茶碗でしたが、韓国の陶磁器も個性豊かなのだな~と興味深く拝見しました。

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外を見たら、雪がますます強くなってきました。 室内から見る分には、風情があってとてもキレイ…

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背後に見えるのは、昌徳宮の敦化門。

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しばらくして再びお部屋に入ると、畿湖地方の両班に伝わる麺のお膳を準備くださっていました。 今回ご一緒したカメラ女子会メンバーさんが一生懸命アレンジしてくれたお陰で実現した、スペシャルバージョンのお茶席です!(普段のお茶席体験では、お食事は出ないそうです。)

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このお盆は「ソバン」というものですが、これがいくつ家にあるかで、その家の財力やパワーが分かったのだとか。 ソバンが多ければ多いほど、その家は力があるそうです。

このあっさり麺を見ると、結婚式を思い出します…。(韓国の結婚式では、長寿を意味するこの麺が必ず出されるのです。)

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どれも本当に優しいお味で美味しかったです。 チャプチェはSYファミリーの家の味とはまた違っていて、改めて 「その家その家で味付けが凄く違うんだな」 と驚いたり。

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雪景色の昌徳宮を眺めながらのお食事、なんと贅沢なのでしょう…

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黒柳さんと先生方が御退席された後は、「さっ、ご迷惑がかからない今のうちに!」 と撮影会の開始。。

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隣の人のも撮ります。。 カメラ女子だけに!

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去年はどちらかというと暖かかったソウルですが、今年は寒さも厳しく雪も早く降りました。

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閑珠流は、日本で茶道を習得された在日韓国人の先生が始められた流派だけあり、多くの部分が日本の茶道と似ていましたが、日本の茶道よりもずっと簡略化されており、お客さん側も緊張せずに参加できる点がとても良いなと思いました。

率直な感想としては、「お抹茶でお茶を点てるなら、やはり日本の茶道の方がいいかな? (少し気軽にやりたければ立礼をやればいいのだし…)」 と思ってしまった部分もあったのですが、韓国式の茶道もそれはそれでとても興味深く素晴らしい点もたくさんあって、思った以上に私は感銘を受けました。


また、何よりも今回は 「伝統の良さ」 みたいなものを感じました。 特に私は韓服 (日本ではチマチョゴリと呼ばれることが多いですが、韓国の伝統衣装) の良さにハッと気付かされました。

お茶を点ててくださった先生や半東の先生の韓服も素晴らしかったですし、日本人の黒柳さんが韓国への深い愛情を持って韓服を着ていらっしゃったのも凄く素敵だなと思いました。

実は私はまだ韓服を一度も着た事が無かったのですが、チャンスがあればぜひ着たいと初めて思ったし、また、正式な韓服はなかなか着る機会が無いけれど、簡略化された 「改良韓服」 と呼ばれるドレスなら、すぐにでも着たい!と思いました。 (←これについては、以前から素敵だな~と思っていたのです)


ダラダラ長くなってきてしまいましたが、とにかく、色々とインスパイアされた有意義で素晴らしい時間でした。 先生方、そしてアレンジしてくれたお友達の皆さん、本当にありがとうございました♪ これを機に、私もお煎茶の方で韓国茶道を始めてみたいと本気で思っています。



今回お世話になった学我斎(ハガジェ)さんについては こちら をどうぞ♪

(日本語での問い合わせも可能だそうです。 体験お茶会は月に一度開催のようですが、黒柳さんに伺ったら、4人集まればお茶席を設けてくださるようなこともチラッとおっしゃっていたので、まずはお電話で相談なさるのが良さそうです。)



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<オマケ>
別の日に、お友達の御宅へお邪魔した時に出していただいた韓国のお茶。

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こんな風にサッとお客様をおもてなしできるようになれたら素敵ですよね♪ 私も頑張りたいです~ 016.gif




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by yossy_kr | 2014-12-27 00:00 |     カメラ


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